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個人研究について
「ついにわたしたちは皆、信仰と神の子についての正確な知識との一致に達し、
十分に成長した大人、キリストの満ち満ちたさまに属する丈の高さに達するのです。
それは、わたしたちがもはやみどりごでなくなり、人間のたばかりや誤らせようとたくらむ巧妙さによって、
波によるように振り回されたり、あらゆる教えの風にあちこちと運ばれたりすることのないためです。」
-エフェソス 4:13, 14。
わたしたちの行なう個人研究が,単に知識を得ることを目的とした表面的なものに終始するのであれば,問題に直面する度に『波によるように振り回される』不安定なクリスチャンになりかねません。むしろ,思考力を培い,み言葉の諸原則を熟考し,それらを生活に適用することを目的とした個人研究を行なうことにより,霊的に「十分に成長した大人,キリストの満ち満ちたさまに属する丈の高さ」に達したクリスチャンへと進歩してゆくことができるのです。―エフェソス 4:13‐15。
わたしたちは,会衆の責任や世俗の仕事のためにどれほど忙しくても,個人研究と家族の崇拝のために時間を取る必要があります。(エフェ 5:15,16)研究の目的は,単に決まったページ数を読んだり,集会で注解できるよう準備したりすることではありません。神の言葉を心の奥深くに取り入れ,信仰を強めることです。
その目的を達成するには,研究の際,他の人の必要だけでなく,自分の霊的必要についても考えなければなりません。(フィリ 1:9,10)わたしたちは宣教や集会や話の準備をしている時,その内容を自分に適用していない,ということがあります。例えで考えましょう。シェフは料理を出す前に味見をしますが,味見だけでは栄養失調になってしまいます。健康を保つには,自分のためにも栄養豊かな食事を準備する必要があります。わたしたちも自分の心を霊的な食物で養い,自分自身の必要を満たさなければならないのです。
エホバに近づくには,正しい目的で研究することが大切です。ヨハネ 17章3節にはこう記されています。「彼らが,唯一まことの神であるあなたと,あなたがお遣わしになったイエス・キリストについての知識を取り入れること,これが永遠の命を意味しています」。聖書を読むと,新しい興味深い事柄を多く学べますが,研究の主要な目的は,エホバを人格的存在として一層よく知ることであるべきです。―出エジプト記 33:13。詩編 25:4。