2018年次総会「結びの話」 - スティーブン・レット

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プログラムの最初のほうで、短く霊的パラダイスの素晴らしさを思い起こすことができました。

それがまさにパラダイスと言える理由を示すため、本来のパラダイスと霊的パラダイスを比較しました。

7つの類似点がありました。

では、振り返りましょう。

エデンの園と同様に、霊的パラダイスにも土地があります。

美しい植物や樹木でいっぱいです。

豊かな食物とさわやかな水があります。

危険な動物はいません。

メンテナンスが必要ですし、境界もあります。

さて、もう1つ、8番目の類似点について、少しの時間、考えましょう。

霊的パラダイスは、より多くの人々を迎えることができるよう、拡大し続けています。

本来のパラダイスの拡大もエホバの当初の目的でした。

創世記 1:28でエホバはこう言われました。

「子を生んで多くなり、地に満ちて、それを従わせよ」

アダムとエバに子どもが生まれ、その子どもも、さらに子どもを産んでいくと、エデンの園は手狭になってしまうので、もっと広げていかなければなりません。

ゆくゆくは東と西の境界線がぶつかり合い、南と北の境界線もぶつかり合い、地球全域がエデンの園になっていたことでしょう。

ご存じの通り、エデンでの反逆により、最初にエホバが考えておられた通りにはなりませんでした。

もちろん、地球をエデンの園のようなパラダイスにするというエホバの最初の目的は、確実に成し遂げられます。

要点は何でしょうか。

エホバは、エデンの園を拡大することを意図しておられたように、霊的パラダイスも拡大して多くの人々を迎え入れることを願っておられます。

それは現実に起こっています。

というのも、わたしたちはみな、弟子を作ることに力を注いでいるからです。

現在、この霊的パラダイスには、およそ850万人の羊のような人々がいますが、さらに何人の人々が大患難の始まりまでに加わるのか、エホバにしか分かりません。

わたしたちがベストを尽くすなら、さらに多くの人々が加わるでしょう。

エホバが望んでおられるのは、まさにこのこと、つまり、わたしたちが引き続きベストを尽くし、この極めて美しい霊的パラダイスを拡大していくことです。

拡大はわたしたちが大患難を通過しても続きます。

新しい世で復活する人々や、生まれてくる人々は、もしエホバの備えに信仰を働かせるなら、この霊的パラダイスに迎え入れられます。

多くの人がそうするでしょう。

大勢の人が霊的パラダイスに加わるのです。

それはずっと続き、霊的パラダイスは、最終的に地球全体を覆うようになることでしょう。

実際のパラダイスもその時までには実現していますが、この霊的パラダイスはそれ以上に美しく、申し分のないほど素晴らしいものとなるでしょう。

8つの類似点について考えました。

霊的パラダイスを当たり前のものと考えたくはありません。

最初で少し取り上げたように、アダムとエバがした失敗を、わたしたちは繰り返したくありません。

サタンは2人を素晴らしい場所から連れ出してしまいました。

サタンは、何とかしてわたしたちを、この見事な霊的パラダイスの境界の外におびき出そうとしますが、その手には乗りません。

むしろ、正直な心を持つ人々が霊的パラダイスに加われるよう、援助することを決意しています。

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