143期ギレアデ卒業式 結びの言葉 - サミュエル・ハード

テキスト

エホバが偉大な教訓者であることを強く実感した一日でしたね。

全宇宙にエホバのような方は他にいません。

エホバはわたしたちをたいへん辛抱強く、親切に、憐れみ深く、そして愛情深く扱ってくださいます。

エホバはこれまでわたしたちに良くしてくださいました。

これからも永遠に良くしてくださるでしょう。

わたしたちはまだスタートしたばかりです。

はいはいしている赤ちゃんのようです。

いつの日か、立てるようになり、歩き始め、そして走れるようになるでしょう。

エホバは最も偉大な方です。

エホバは今日、生徒の皆さんだけでなく、わたしたちすべてを教えておられます。

罪深い人間はだれ一人、エホバの聖霊の助けなしには、他の人の心を動かす話ができません。

今日卒業したどの兄弟あるいは姉妹も、聖霊を求めない限り、神の羊に励ましや教訓を与えることはできないでしょう。

イエスはヨハネ 14:26でこう約束されました。

電子機器をお持ちなら、すでに見つけたでしょう。

わたしも、開いたところです。

ヨハネ 14:26にはこうあります。

「しかし、父がわたしの名によって遣わしてくださる助け手、つまり聖霊のことですが、その者はあなた方にすべてのことを教え、わたしが告げたすべての事柄を思い起こさせるでしょう」

ですから、聖霊の助けで思い出すことができます。

聖霊がなければ思い出せません。

聖霊を祈り求めると、聖霊が与えられ、思い起こせるのです。

時として、たくさんのことを思い出せて自分でもびっくりすることがあります。

でも、それは自分の能力によるのではありません。

思い出せるよう助けてくださっている方を、決して忘れないようにしましょう。

イエスが話されたその約束は、イエスを愛していた当時の弟子たちだけでなく、わたしたちを含めイエスを愛している今日の弟子にも当てはまります。

わたしたちは確かにイエスを愛しています。

エホバとイエスへの愛を心に抱いていることに、何の疑問もありません。

心から愛しているのです。

エホバは、神の言葉を受け入れられるよう、思いと心を開いてくださいます。

今日、この場で聞いた話についてちょっと考えてみてください。

わたしたちは胸が熱くなりました。

エホバは聖霊によってわたしたちと共にいてくださいました。

同じことが、昔の、あるエホバの崇拝者にも生じました。

その人は男性ではなく、女性です。

使徒 16:14を見ると、ルデアが出てきます。

「ところで、紫布を売るテアテラ市の人で、神の崇拝者でもあるルデアという名の女が聴いていたが、エホバは彼女の心を大きく開いて、パウロの話す事柄に注意を払わせた」

エホバがわたしたちに語りかけ、心を開いてくださるとき、自分で心を閉ざさないでください。

エホバが話し手を通して語っておられるのに、注意を払わないとそうなります。

気をつけていないと、話し手のネクタイが曲がっていたり、靴が汚れていたりするのを見て、心を閉ざしてしまうかもしれません。

それは危険なことです。

そうではなく、注意深く聞きましょう。

エホバがその兄弟を用いておられるのですから、話されることに注意を払いたいと思います。

兄弟の外見に気を取られないようにしましょう。

エホバが過去にロバを用いて話されたとき、ロバの外見にとらわれていたなら、注意を払えなかったことでしょう。

ロバはあまり見栄えのよい動物ではありませんが、エホバはご自分の望むものを選んで、わたしたち一人一人に教訓をお与えになります。

ルデアは、エホバの助けで心を開いていたとき、当然ながらパウロを見ていました。

でも、パウロはそれほどハンサムではなかったかもしれません。

確かなことは分かりません。

彼の眉毛はつながっていたとか、視力が弱かったとか、頭がはげていたとか言う人たちもいます。

実際どうだったかは分かりませんが、いつか分かるでしょう。

皆さんはもう、ギレアデの生徒ではありません。

ギレアデの元生徒です。

でも、偉大な教訓者エホバの元生徒には決してなりませんように。

わたしの持ち時間は短いんです。

もう終わりです。

本当にすばらしい生徒ですね。

動画リンク

JW.ORG で見る(別ウィンドウ)