146期ギレアデ卒業式 結びの話「信仰の盾を手入れしましょう」 - ケニス・クック・ジュニア

テキスト

最後に少しお話しすることになっていますが、まず1つの点を取り上げたいと思います。

2011年のことですが、統治体はギレアデのカリキュラムを調整しました。

野外と支部の組織をいっそう強化し、安定させるためです。

エホバはこの調整を豊かに祝福してくださり、世界中の支部委員会や国内委員会が強化されました。

ギレアデ第132期以降、学校期間中や卒業後しばらくして、182人の兄弟たちが支部委員や国内委員に任命されました。

うれしいことではないでしょうか。

その結果、世界中の伝道活動に弾みがつき、兄弟姉妹は大きな喜びを味わっています。

何よりも、エホバの名が高められ、賛美されています。

本当に素晴らしい取り決めです。

この点を踏まえて、今から短く結びの話を行いたいと思います。

「信仰の盾を手入れしましょう」という主題です。

卒業生の皆さんは、これから新しい奉仕に向かいます。

新しい責任も担うことでしょう。

引き続き、最も大切なこと、つまりエホバが望んでいることを一生懸命に行いましょう。

エホバへの奉仕において目標をほとんど、あるいは全て達成できたと感じたときには、注意が必要です。

他の事に関心が向いてしまう可能性があるからです。

イエスに倣った生き方をすることの意味や目的を見失うと、他の事、例えばお金や物に思いが向いてしまうかもしれません。

そのようなことがないように気を付けましょう。

信仰の盾の強度を保ってください。

聖書時代の兵士たちは、次の戦いに備えて盾をよく手入れしました。

自分を守ってくれる盾をとても大切にしたのです。

当時の盾の表面は普通、革で覆われていたので、兵士たちはオイルを塗って手入れをし、金属部分がさびないようにしました。

損傷している箇所を見つけたらどうしたでしょうか。

すぐに修理しました。

手入れをして、いつでも次の戦いに行けるようにしていました。

この兵士たちから何を学べるでしょうか。

クリスチャンの中には、信仰の盾を脇に置いて、価値のない事柄に思いを向けるようになる人がいるかもしれません。

私たちが信仰の盾の手入れを怠ることを悪魔は望んでいます。

私たちの心を攻撃するためです。

使徒パウロは聖なる力に導かれて、裕福になろうとする人たちが「多くの無分別で有害な欲望」を育てると述べました。

「こうしたことから逃げ去りなさい」とも勧めました。

信仰の盾がどれほど大きく強くなるかは、私たち次第です。

十分に成長したクリスチャンになるために、これからも時間を取って努力するなら、エホバとイエスへの信仰は強まります。

「ギレアデで十分学んだから、もう信仰を強める努力はしなくてもいい」とか、「組織の中で大きな責任を与えられているのだから、奉仕のペースを落としてもいい」などと考えるべきではありません。

それは大きな間違いです。

日々、信仰を強め、成長し続けてください。

定期的に集会に出席し、エホバの名と王国について人々に伝えることによって、信仰の盾にオイルを塗り、手入れをしてください。

これからも聖書を毎日読んで、信仰を保ちましょう。

また、何をするときにも聖書のアドバイスを当てはめ、キリストに倣ってください。

盾や他の大切な武具をよく手入れするなら、聖書時代の兵士のように、戦いに勝つことができるでしょう。

盾をしっかりと持ってください。

盾を使って心を守り、エホバの清い崇拝を擁護しましょう。

盾をよく手入れしてください。

そうすれば、皆さんはいつも「信仰の戦いを立派に戦い」、エホバとイエスの祝福を受けることができるでしょう。

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