この卒業式の初めに、1つの質問をしていました。
「皆さんはどこまで行くつもりですか」という質問です。
兄弟姉妹に十分に仕え、兄弟姉妹を愛し、訓練し、助けるには、生活の中で大きな犠牲を払う必要があります。
皆さんの中には、卒業後の割り当てを受け入れるために、犠牲を払わなければならない方もいます。
この機会に、1つの聖書の記述に注意を向けたいと思います。
将来、突然電話やメールが来て、新たな割り当てを受けるかもしれないからです。
歴代第二 25章を開きましょう。
アマジヤ王に関する記述です。
非常に面白いことが書かれています。
歴代第二 25:6には、アマジヤがイスラエルから10万人を、3.4トンの銀で雇ったことが記されています。
私は正確に計算したわけではないのですが(スプレーン兄弟すみません)、これは今のお金にすると、1億円を優に上回る額です。
アマジヤは非常に高額な銀で戦士を雇いました。
でも、その後、どうなったでしょうか?
7節から読みます。
「しかし、真の神に仕える人がやって来て、こう言った。『王よ、イスラエルの軍隊を連れていってはいけません。エホバはイスラエルとは共におられません。エフライム族の誰とも共におられません。自分だけで行って、勇敢に戦いなさい。さもないと、真の神はあなたを敵の前で敗北させるでしょう。神には、助ける力も敗北させる力もあるのです』」
それに対してアマジヤは何と言ったでしょうか?
9節にこうあります。
「アマジヤは真の神に仕える人に言った、『ですが、私がイスラエルの部隊に渡した、3.4トンの銀はどうしましょうか』」
すでにお金を支払ってしまっていたからです。
このことは皆さんにどのように当てはまりますか?
皆さんの多くは全時間奉仕の割り当てを果たすために、これまで大きな犠牲を払ってきたことでしょう。
新たな言語を学んだかもしれません。
ベテルの部門の仕事や野外の割り当てを果たすために、多くの時間を費やしたかもしれません。
でも、これから全く別のことをするよう割り当てられました。
新たな言語を学んだり、野外からベテルに移ったり、ベテルから野外に移ったりするかもしれません。
アマジヤのような気持ちになりますか?
「3.4トンの銀はどうしましょうか」と言いますか?
ぜひ次の点を覚えておいていただきたいと思います。9節をご覧ください。
真の神に仕える人は、アマジヤにこう言いました。
「エホバはそれ以上のものをあなたに与えることができます」
思いと心にこの言葉を刻み込んでください。
新しいことをするよう言われたり、新しい割り当てを受けたりしたとき、皆さんはすでに多くの時間やエネルギーを費やしてきたものを、後にしなければならないかもしれません。
でも 忘れないでください。
エホバにはそれ以上のものを与える力があるのです。
では、こうした点を心に留めて。割り当てを果たしてください。
私たちは皆さんを深く愛し、尊敬しています。
素晴らしい神エホバの祝福がありますように。