147期ギレアデ卒業式 結びの話- マーク・サンダーソン

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この卒業式の初めに、1つの質問をしていました。

「皆さんはどこまで行くつもりですか」という質問です。

兄弟姉妹に十分に仕え、兄弟姉妹を愛し、訓練し、助けるには、生活の中で大きな犠牲を払う必要があります。

皆さんの中には、卒業後の割り当てを受け入れるために、犠牲を払わなければならない方もいます。

この機会に、1つの聖書の記述に注意を向けたいと思います。

将来、突然電話やメールが来て、新たな割り当てを受けるかもしれないからです。

歴代第二 25章を開きましょう。

アマジヤ王に関する記述です。

非常に面白いことが書かれています。

歴代第二 25:6には、アマジヤがイスラエルから10万人を、3.4トンの銀で雇ったことが記されています。

私は正確に計算したわけではないのですが(スプレーン兄弟すみません)、これは今のお金にすると、1億円を優に上回る額です。

アマジヤは非常に高額な銀で戦士を雇いました。

でも、その後、どうなったでしょうか?

7節から読みます。

「しかし、真の神に仕える人がやって来て、こう言った。『王よ、イスラエルの軍隊を連れていってはいけません。エホバはイスラエルとは共におられません。エフライム族の誰とも共におられません。自分だけで行って、勇敢に戦いなさい。さもないと、真の神はあなたを敵の前で敗北させるでしょう。神には、助ける力も敗北させる力もあるのです』」

それに対してアマジヤは何と言ったでしょうか?

9節にこうあります。

「アマジヤは真の神に仕える人に言った、『ですが、私がイスラエルの部隊に渡した、3.4トンの銀はどうしましょうか』」

すでにお金を支払ってしまっていたからです。

このことは皆さんにどのように当てはまりますか?

皆さんの多くは全時間奉仕の割り当てを果たすために、これまで大きな犠牲を払ってきたことでしょう。

新たな言語を学んだかもしれません。

ベテルの部門の仕事や野外の割り当てを果たすために、多くの時間を費やしたかもしれません。

でも、これから全く別のことをするよう割り当てられました。

新たな言語を学んだり、野外からベテルに移ったり、ベテルから野外に移ったりするかもしれません。

アマジヤのような気持ちになりますか?

「3.4トンの銀はどうしましょうか」と言いますか?

ぜひ次の点を覚えておいていただきたいと思います。9節をご覧ください。

真の神に仕える人は、アマジヤにこう言いました。

「エホバはそれ以上のものをあなたに与えることができます」

思いと心にこの言葉を刻み込んでください。

新しいことをするよう言われたり、新しい割り当てを受けたりしたとき、皆さんはすでに多くの時間やエネルギーを費やしてきたものを、後にしなければならないかもしれません。

でも 忘れないでください。

エホバにはそれ以上のものを与える力があるのです。

では、こうした点を心に留めて。割り当てを果たしてください。

私たちは皆さんを深く愛し、尊敬しています。

素晴らしい神エホバの祝福がありますように。

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